頭部を強打してからの起立性調節障害

症状と経緯

小学6年生 隣県より来院

起立性調節障害と小児科にて診断。

服薬治療、カウンセリングをうけるも2年間症状が変わらず代替療法へ。

他整体院にて自律神経の整体を10回程受けるも変わらず当院に来院。

野球の試合中にボールが頭部を強打。

学校の休み時間、友人と遊んでいて同部位を蹴られる形で再受傷。

そこから2年間、

昼まで起きられない。常に頭が重だるいといった症状。お腹を下しやすい。吐き気。言葉にも覇気がない。

夕方からは少し体調が回復し、野球の練習に参加できる時もある。運動すると痛みがでるため、球拾い等のマネージャー業に従事。もともとはエースで4番。

頭蓋骨の緊張著明。腹部緊張強い。重心がグラグラで立位保持困難。座っても姿勢が保てず呼吸も浅い。

施術後

頭部、腹部緊張寛解。

重心も安定。

2回目来院 一週間後

起立性調節障害様の症状変化なし。

頭痛改善なし。

重心は安定。

3回目来院

腹部、頭部の緊張は寛解したが、本人は良くなったという自覚はなし。

重心は安定。

4回目来院

2年間続いた全ての起立調節障害様の症状の全てが消失。

頭痛、お腹の調子も良くなり全く生活に支障がなくなる。

スポーツは5〜6割程度で復帰を提案。

5回目 初診より2か月後

全ての症状が消失し安定したため、当院での加療を終了とす。

考察

起立性調節障害特有の身体は良くなってきているが、自覚できないという辛い時間を過ごす。

長期間の服薬、強い整体刺激により身体の反応が悪くなっていたことが推察される

ひよこ整骨院・整体院